都幾川村営上サスケート場
ときがわ そんえい かさ スケート場

遠征日:2004/02/15
掲載日:2004/02/16


ある日、知り合いからメールが届いた。

 「カサ」っていう名前のリンク知ってる?
 山の中の天然リンクらしいんだけど、
 思ったよりかなり近そうだよ。

聞きなれない、ちょっと変わった名前。
話によると、NHKのニュースで紹介されていたところを偶然見かけたらしいのだ。
早速ネットで調べてみると、なんと、何件か出てきた。
場所を確認すると、確かに近そうだ。
早速、遠征の計画を立てる。



県道30号「飯能寄居(はんのうよりい)線」からのアプローチだ。 交差点ポイントとなる明覚(みょうかく)駅近くの「田中」という交差点の近くで 「上サスケート場」の小さな看板を発見。 実にわかりやすい。ここを左折。 コンビニのある交差点を越えて少し行くと、 次の交差点ポイントとなる「正法寺(しょうほうじ)入り口」の看板に並ぶ「上サスケート場」の看板を発見。 これもわかりやすい。

ここを左折して300mくらい先の左側にある。


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地図には「上サ」と呼ばれる地区が2つある。「下モ」もある。


やっと発見。 坂を下ると、すでに何台か車が止めてある。 駐車場とはいうものの、単なる庭先で区画線も無し。 空き場所に止めて、川の向こうに見えるリンクを眺める。 手すりのない橋がかかっている。 慣れていないと、意外と渡るのが怖い。
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坂を見逃すと「この先通り抜けできず」の看板に驚くことになる。


橋を渡ると、左方向にコンクリートのブロックが敷き詰められている。 これをたどっていくと、丸太小屋のような受付にたどり着く。 貸靴の窓口もこの建物の中。 サイズ合わせをするための椅子があり、 リンクまでゴム板の通路ができている。 食べ物や飲み物の販売機などは、何もない。
あちこち写真を撮って、現在午後3時40分。 氷に乗るため、靴を持って受付に行ってみる。 そこには、一見、大学生くらいのようにも見える青年が2人。 非常に愛想が良く、好印象。スケート場の看板として立派に役目を果たしている。
名前さえ聞いたことがない、地元の人しか知らないリンクのような印象があるが、 話によると、実はこのリンク、営業を開始してからなんと「25年」も続いているとのこと。 NHKで紹介されてから、来場者はかなり増えたそうで、 今日も120人にもなる団体が訪れていったのだそうだ。
営業時間は4時まで? あと20分しかないが、せっかくなので滑ってみることにした。

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ブロック敷きの通路をたどらせるため、通路沿いにロープが張られているのだが、 一部が地面に垂れ下がっていたため私はそれに気付かず、 そのままリンクへショートカットしてしまった。 もちろん、撮影のためであるが。


リンクは、運動場のような場所に水を溜めて凍らせた、まさしく天然リンク。 家族連れが何人か滑っている。 山の影にあるため陽射しが直接当たらず、気温自体が低ければまずまずの氷を維持できそうだ。 心配していた靴の履き替え場所は、ちゃんとある。 木の板を置いただけのベンチだが、足元にはちゃんとゴム板が敷いてある。 春先のため全面的にシャーベット状態で、一部はロープで仕切られていた。 学校からのお下がりと見られる中古の机や椅子が置いてあり、滑走の補助道具として使えるらしい。 実際に使ってみたところ、シャーベットでもまあまあ良く滑ってくれる。 子供たちは、これを使って遊んでいた。
しばらくすると、放送が入った。

 まもなく、午後4時を持ちまして、今シーズンの営業を終了させていただきます。
 来シーズンのご来場を、お待ちいたしております。

えっ? 今日でシーズンオフ?
来ておいて良かった...

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円筒形の積み木のような物体。 ホッケーで使う「パック」の代わり? それともスピードスケートのコースを示すマーカー?

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